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Glycoscience
2016-08-22

アクティブラボの風景 (3-2)

遅くなりましたが、夏休み明けのアクティブラボの記事をアップします。参加者は1年生の池部 絵美さんと近藤 由佳さんです。

8/22 から 8/23 の午前中にかけて、実験2「目的のタンパク質の発現・局在を調べる方法として広く用いられている免疫染色法について学ぶ」が行われました。この日、時間が合わなくて写真撮影ができなかったのですが、楽しく実験が終了したようです。

8/23 の午後から実験3「リアルタイムPCR 法によって、目的遺伝子の発現レベルを測定する」に移行しました。今日は半日なので、オプションメニューとして、細胞培養を体験してもらいました。ディッシュいっぱいに増えた細胞を新しいディッシュに植え継ぐ ”継代” という操作を行ってもらいました。

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クリーンベンチ内での操作に挑戦中!まず、アスピレーターでディッシュの中の培地を吸引除去します。

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ディッシュを傾けながら、残った培地を完全に除去しています。培地が完全に除けたら、ディッシュの底に貼り付いた細胞を剥がすために、トリプシンと呼ばれるタンパク分解酵素を加えて 37 ˚C で2〜3分間反応します。

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トリプシンによる消化で細胞がディッシュから剥がれたかを確認中。

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ピペッティングにより細胞を懸濁しているところ。

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セルカウンター(血球計算盤)。ディッシュ1枚に 100 万個の細胞を播きたいので、調製した細胞懸濁液の濃度を決めます。

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「これ、全部、数えるんですか?」

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覚悟を決めてカウント開始。顕微鏡で細胞を見ながら、数取器でカチカチして細胞の数を数えています。

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では、100 万個の細胞を1枚のディッシュに播きましょう。

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翌日の細胞の写真です。元気に育っています。昨日の操作は問題なく行えたようですね。

細胞培養の後、二人の希望で、研究員の北澤さんがマウスの新生仔から皮膚を採取するのを見学させてもらいました。解剖の見学ができることを知った二人はワクワクしています。

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後で、北澤くんに様子を聞いてみると、「もっとびっくりするかと思ったけれど、かなり冷静な二人だった」とのことでした。

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解剖している手元を熱心に見ています。

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5年生の井上さんが説明しています。

8/24 は遺伝子の発現をリアルタイム PCR で測定しました。朝から、測定サンプルの調製を行い、お昼に行く前に測定機器にサンプルを仕込むと、お昼ご飯を食べている間に測定が終了します。

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「失敗しても、もう一回、やり直す時間はあるって言われたけど、うまくいってるといいな」

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うまくいってそうです。このデータをエクセルで解析してグラフを作りましょう。

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時間が余ったので、PCR で増幅した DNA をアガロースゲル電気泳動で分析してみました。

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目的の DNA 断片が特異的に増幅していることが確認できました。

 

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