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Glycoscience
2017-12-09

171208 原田陽一郎先生による研究セミナー

鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科で 特任准教授をされている原田陽一郎先生が「糖代謝とエクソソームの意外な接点」というタイトルでセミナーをしてくださいました。

原田先生は、先日セミナーをしてくださった宮田真路先生と同級生で、名古屋大学北島研のご出身です。原田先生も、宮田先生も、糖鎖を通して生命現象を理解しようとされていますが、興味をもたれている現象がそれぞれに異なります。こうやって糖鎖に興味をもった若い先生がいろいろな分野に参入していくことで、これまでとは異なる切り口の糖鎖研究が行われ、そして、糖鎖を通して生命現象を眺めることでブレークスルーが起こるかもしれない…と、原田先生の講演を聴きながらワクワクしました。エキソソームの細胞特異性あるいは臓器特異性を明らかにすれば、自分の細胞に作らせたエキソソームに薬などを注入し目的地に運ばせることができ、副作用のない DDS が構築できる可能性があるという話、エキソソームを vehicle として利用しようという試みは目から鱗でした。

研究セミナーの後、大学院講義もしていただきましたので、17 時から20時まで喋りっぱなしです。21 時頃から、山幹沿いにある Dining Bar Selvaggio (ダイニングバーセルバッジョ) で一緒に食事をしました。

 

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