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Glycoscience
2016-06-04

学長裁量経費に基づく教育改革プログラム成果報告会

北河修治学長のもとで「患者のための薬剤師」「患者に必要とされる薬剤師」「他職種から必要とされる薬剤師」を育成するためにつくられた教育改革プログラムの成果報告会に、生化学研究室の教員全員で参加しました。北河修治先生から趣旨説明がなされた後、八巻先生、児玉先生、宮田先生から統合教育の導入による教育の改善についての成果が、長嶺先生、横山先生から生涯教育や地域と連携した学部教育の成果が報告されました。
統合教育と呼ばれる新しい教育法は、無機化学・有機化学・薬理学・生化学・分析化学など、所謂、基礎薬学と呼ばれる領域と臨床現場で必要とされる実践薬学と呼ばれる領域を結びつけるための教育プログラムのようです。特徴的だと感じたことは、学生自らで学ばせるグループワーク方式のアクティブラーニングを取り入れている点です。複数の分野の知識を融合させないと解けない問題を与え、問題を解くヒントとなる知識を分野ごとに学生に伝えます(それぞれの学生は1つの分野のヒントしか与えられない)。これらの学生を組み合わせてグループを作ると、有機化学的なヒントを与えられた学生、薬理学的なヒントを与えられた学生、臨床薬学的なヒントを与えられた学生よりなるグループが構成されます。それぞれの学生がそれぞれの分野のヒントをグループのメンバーに説明し、持ち寄った情報を組み合わせて話し合いにより問題を解いていくという過程は、まさに複数の分野のプロフェッショナルから構成されたチームで課題解決に向かう過程を模擬していると思います。導き出された結論はチーム間で微妙に違うでしょうし、結論に至るまでの思考の仕方がユニークなチームもあったのではないかと思います。昨今、用意された答えのない問題や解き方が提示されていない問題を解くことに慣れていない学生が多いと思いますので、新しい教育改革プログラムが浸透し、自ら学ぶことを厭わない学生が増加していくこと期待するとともに、生化学研究室も、微力ではありますが、神戸薬科大学の教育に貢献したいと思っております。

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